「交通事故を断ち切って」と願いを込めてカニのマスコットを作る村瀬さん=佐賀市の佐賀新聞社

 佐賀市金立町の村瀬勲さん(87)が、交通事故の撲滅を願うお手製のカニのマスコットを佐賀県に寄贈した。「カニのはさみで事故を断ち切って」と願いを込めており、県は今後、交通安全教室などの参加者に配布する。

 村瀬さんがマスコットを作り始めたのは2000年。岐阜県の業者に特注で頼んでいる1本30メートルのピンクのホースを使っている。1個当たりに使うホースの長さは6センチ。1本で500個ほどが出来上がる。1時間に8個ほど作り上げる。1本1万円のホースを含め、材料費は全て年金から捻出している。完成品は近くの金比羅神社で祈願してもらっているという。

 村瀬さんは「道端で子どもたちがカニを付けているのを見ると本当にうれしい」といい、「『お金かけて何になると?』と言ってくる人もいる。考えて行動することは自分の健康にも役立っている。マスコット作りは生きがいなんです」と話した。(福本真理)

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