WHOと連携した小児がん対策などを解説する中川原章理事長(動画配信から)

 小児がん患者支援の世界的取り組みを伝える講演会が14日、オンラインで配信された。医療関係者や白血病で息子を亡くした佐賀県内の女性のメッセージなどで、小児がんの克服や患者と家族の支援の方策を考えた。

 都内と鳥栖市に事務局を置くNPO法人「小児がん・まごころ機構」(中川原章理事長)が、国際小児がんデー(15日)に合わせて開いた。当初は佐賀市のホテルで開く予定だったが、コロナ禍のため動画配信に切り替えた。

 基調報告で中川原理事長が、小児がんの治癒率は先進国では80%なのに対し、アジアやアフリカなどの発展途上国では30%以下にとどまることを紹介。まごころ機構が世界保健機関(WHO)と連携し、アジアの小児がん治療に当たっていることを説明した。

 遺族の女性は小学生で発症した息子の闘病を振り返り「患者や家族の不安が解消されるよう支援の輪が広がることを願う」と話した。講演は小児がん・まごころ機構のホームページから視聴できる。(石黒孝)

このエントリーをはてなブックマークに追加