新型コロナウイルスの収束などを願い、弓矢を放つ人たち=佐賀市蓮池町小松の鎮西出雲大社

 佐賀市蓮池町小松の鎮西出雲大社で14日、地元の伝統行事「百手(ももて)祭り」が行われた。新型コロナウイルス収束に願いを込めて、地元住民らが弓矢を放ち、的を射抜くと集まった人たちから拍手が起こった。

 百手祭りは邪気を払い、福を招くことを祈願する鬼払いの行事。1588(天正16)年に戦火で焼け落ちた同社を、戦勝祈願のため豊臣秀吉が再建させ、祝ったことがきっかけになったと伝えられている。

 地元住民は直径2メートルと同1メートルの2種類の的を準備した。例年はいずれの中心にも「鬼」と記すが、今年は2メートルの的に「鬼」、1メートルの的には「コロナ」「禍」と書き、住民らが弓矢で何度も射抜いた。

 同大社の北島孝臣禰宜(ねぎ)は「昨年はコロナがまん延した一年だった。今年は皆さんが健康で幸せになってもらえれば」と強く願った。

 この日は、蒲田津地区で大正時代から続く「つぅうけとり祭り」も行われた。(小部亮介)

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