部活動の地域委託に意欲を示した落合裕二教育長=佐賀県庁

 佐賀県の一般会計当初予算案の会見には、落合裕二教育長も壇上に上がって説明した。教員が多忙化する要因の一つとされる部活動に関し、一部を地域に委託していく考えを示した。県教育総務課によると、当初予算の説明で教育長自身が会見するのは初めて。

 山口祥義知事の会見が終わると、記者団の後方にいた職員が退室し、教育委員会の職員と入れ替わった。当初予算の発表は教育関係の予算も含めて知事が説明するのが通例だが、今回は重点施策を補足する形で落合教育長が説明した。

 教育委員会が所管する当初予算は881億円で、県全体の15・8%を占める。会見に至った経緯についてはこの点も踏まえ「政策的な打ち出しをこれまでやる機会がなかった。学校現場だけでなく県民にも知ってもらいたいと思い発表した」と述べた。

 新年度の重点的な取り組みの一つとして部活動改革を掲げた。文部科学省は公立中高の休日の部活動を地域や民間団体に委託する「地域部活動」の方針を固めている。落合教育長は「学校内のクローズな世界で行われてきた部活動を、一部は地域に委ねるなどして活性化させたい」と意欲を見せた。(岩本大志)

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