塩田町民生児童委員協議会が高齢者へ実施した災害時の避難を尋ねるアンケート結果の報告会=嬉野市役所

 嬉野市の塩田町民生児童委員協議会(諸岡博子会長、30人)は12日、町内で1人暮らしをする高齢者を対象に、災害時の避難について尋ねたアンケート結果を村上大祐市長に報告した。避難所を利用したことがある人は約2割にとどまり、協議会はアンケート結果を今後の市の施策に活用することを求めた。

 協議会は昨年12月、アンケートを実施。75歳以上の120人から回答を得た。

 質問項目は「避難勧告や避難指示が出た場合、避難所へ避難したことがあるか」「避難しなかった場合はその理由」「避難所以外に避難した際の理由」の3項目。避難所を利用しなかったと回答したのは78%に当たる94人で、理由は「移動手段がない」と答えた人が34人と最も多かった。

 諸岡会長(72)は「高齢者の中には『家が安全』と考えている人や避難所に行くことをためらう人もいる」と述べた。村上市長は「避難所への避難だけでなく、命を守る行動を一人一人が認識できるよう、共有の場を作っていかないといけない」と話した。(松田美紀)

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