講演で男女平等や組織の在り方などをオンラインで説明する山口香さん=佐賀市天神のアバンセ

 男女共同参画をテーマにしたフォーラムが11日、佐賀市のアバンセで開かれた。1988年ソウル五輪の女子柔道銅メダリストで日本オリンピック委員会(JOC)理事の山口香さんがオンラインによる講演で、「一人一人に違いがあり、お互いに分かり合うのが大切」と男女平等の在り方を解説した。

 山口さんは選手時代を振り返りつつ、「女子柔道を認めてもらうためにも苦しい練習に耐え、女性のスポーツに対する社会の見る目も変わったと思う」と指摘した。表彰式などでメダルや賞状を運んでくるのは女性が多い状況を示しつつ、「東京五輪が開催された際には、男性も運んでくるようになれば」と述べた。

 世界ではスポーツをしたくてもできない女性がいる状況も挙げ、「スポーツと社会は関連性が高く、スポーツを通じて意識が変わっていくのが望ましい」と強調。組織で男女の人数のバランスを取る重要性も示し、「お互いに理解することでアイデアや新しいことが生まれ、居心地のいい組織になる」と呼び掛けた。

 フォーラムはアバンセと佐賀市が開き、教育やスポーツなどの関係者を交えたパネルディスカッションも行われた。(山本礼史)

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