漁から戻る大坪さんの舟。支柱に小型のVRカメラが付いている

 昨年11月に京都の大学から、360度撮影するカメラを使った「VR映像」で有明海を収録してほしいと依頼された。時期が冬なので困惑したが1月13日、諫早湾など有明海の記録映像を残している人と佐賀市の東与賀海岸にロケハンに出掛けた。

 午前中、佐賀市川副町広江で潟羽瀬漁を続けている大坪定幸さん(72)を訪ねると、午後漁に出ると言う。慌てて準備をして、大坪さんの舟にVRカメラを取り付けさせてもらった。

 1時間ほど待つと、袋網に入っている獲物を、2カ所回って回収して戻ってきた。1月と2月は獲物がほとんど入らないので、1日置きに出ているそうだ。エツ、ハゼクチ、マエビ、スズキなどが入っていた。

 この漁は昔は盛んに行われていて、昭和のころは10人以上が携わっていたが、今は一年中漁に出ているのは大坪さんだけという。漁獲量は年々減少しているそうだ。撮れた映像は揺れはあったが、迫力ある内容だった。

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