参拝者の足元に灰を振り掛け、無病息災などを願う「灰振り祭り」=唐津市湊の湊疫神宮

 参拝客の足元に灰を振り掛けて厄を払う伝統の「灰振り祭り」が11日、唐津市湊の湊疫神宮で行われた。家族連れなどマスク姿の参拝客が、1年の無病息災や新型コロナの収束などを願った。

 祭りは神功皇后が朝鮮半島に出兵の際、榊(サカキ)を焼いた灰をまくと海が穏やかになったという故事に由来する。灰振り役は湊地区在住や出身者で、前厄(数え年41)の男性による「湊厄年会」が毎年務め、今年は21人が名を連ねる。

 同会の男性たちは、厄の字と神宮の紋をあしらったそろいの法被をまとい、境内の入り口で、次々と参拝客の足元に灰を振り掛けた。

 会の21人のうち、2人が県外在住者でコロナ禍のため、祭りの参加を見送った。会長を務める伊藤勇資さん(39)は「地区で一番のお祭り。2人の分まで思いを込めて灰を振った」と話した。

 鳥越友彦宮司(51)も「参拝者をはじめ、日本、世界中の人が健康に暮らせるようコロナの早期収束を特に願っている」と述べた。(成富禎倫)

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