2月末で閉鎖されることになった「まちなか案内所・がばい」=武雄市武雄町

 武雄市武雄町の温泉通りにある観光案内所「まちなか案内所・がばい」が2月末で閉館される。建物が老朽化しているうえ、2022年秋の新幹線暫定開業に合わせてJR武雄温泉駅の案内所が拡充されるため、案内業務を駅に集約することになった。

 「がばい」は2007年7月、市観光協会が佐賀で全国高校総体が開催されるのに合わせ、空き店舗を活用して開設した。午前9時から午後5時まで、観光案内や土産品販売、レンタル自転車の貸し出しなどを行っている。ピークの09年度は年間14775人が訪れたが、18年度に1万人を割り込み、今はコロナ禍で激減している。市が賃借料や人件費など運営経費を補助している。

 市や観光協会によると、木造2階建ての建物がシロアリ被害や雨漏りなどで老朽化し、取り壊すことになった。2年後の新幹線開業時に駅の観光案内所のスペースが広がるため、集約することを決めた。15日までで土産品などの販売業務を終了し、月末で閉鎖する。

 温泉通りは国重要文化財の楼門から旅館が並ぶ武雄温泉のお膝元。観光客や宿泊客が散策する通りだが、15年には地元の焼き物を販売、PRする「緑青ろくしょう」が開店から6年で閉店。昨年は毎週日曜朝に開かれていた「楼門朝市」が、コロナ禍を機に開催場所を移した。近くの旅館関係者は「去年は“常夜灯”の役割も果たしてもらっていたコンビニも閉店した。寂しくなるばかり」と残念がる。(小野靖久)

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