簗掛けを設置する「玉島川しろうおの会」のメンバーたち。手前が下流=唐津市浜玉町の玉島川

簗を設置する「玉島川しろうおの会」のメンバーたち。手前が下流=唐津市浜玉町の玉島川

 春の訪れを告げるシロウオ漁が10日、唐津市浜玉町の玉島川で始まった。「玉島川しろうおの会」(中村静雄代表)のメンバー6人が冷たい川に入り、伝統的な仕掛け「簗(やな)」を手際よく設置した。

 シロウオは水温が上がると産卵のために川を遡上(そじょう)するため、簗はその習性を利用している。漁は来月中旬に本格化し、4月15日まで続ける。昨年は300キロの漁獲量があり、今季も同程度を見込む。

 メンバーたちは黒田橋から約200メートル上流の岸辺に集まった。竹にすだれを結び付け、高さ約1メートル、長さ約3メートルの板状の仕掛けを2枚つくり、「ハ」の字の形に立て、くいにくくり付けた。上流側の狭い部分に魚が入る受け籠を置いて完成させた。

 簗は全部で8カ所設置する予定で、中村代表は「コロナ禍で需要の落ち込みが心配だが、まずは豊漁を期待したい」と話す。

 シロウオは同町の川魚料理店「飴源(あめげん)」で躍り食いなどが楽しめる。販売も行う。価格は取れ高で最初は150グラム2千円で扱う。(成富禎倫)

このエントリーをはてなブックマークに追加