佐賀県に申し入れ書を提出した「人権問題を考える福岡の会」の近藤将勝代表(左)=県庁

 佐賀県の新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、感染経路について「ほとんどが福岡由来」とする発言があったことに関し、福岡市の市民団体「人権問題を考える福岡の会」(近藤将勝代表)などは10日、撤回と謝罪などを求める申し入れ書を、県と県教育委員会に提出した。

 山口祥義知事らが1月13日の会議で、感染経路を説明する中で発言し、不要不急の往来や県外での会食の自粛を呼び掛けた。申し入れでは、発言に関し「県民の間に溝が深まる」としている。

 申し入れを受け、県は「(発言は)自粛の要請をしたもので差別の意識は全くない」とした上で「内容を確認し、回答するかどうかも含めて検討していく」としている。近藤代表は、記者団の取材に対し「福岡の名前が前面に出たことが残念だった。言い回しを慎重にしてほしい」と話した。(中島佑子)

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