耕作放棄地でユーカリを育てる「のいばる養秀会」の代表岡本泰成さん=唐津市七山

耕作放棄地でユーカリを育てる「のいばる養秀会」の代表岡本泰成さん=唐津市七山

 佐賀県唐津市七山の耕作放棄地を活用し、常緑高木「ユーカリ」を育てる取り組みが始まった。取り組むのは、野井原地区の景観整備を進める団体「のいばる養秀会」。ユーカリは花束に合わせやすく人気の植物で、売上金を地元の景観を向上させる活動費に充てる。

 コアラの餌として知られるユーカリは、冠婚葬祭での花束やドライフラワーとしても使われている。枝葉の剪定(せんてい)が必要なく、栽培に手間がかからないという。

 団体は観光客を迎え入れる景観をつくろうと約4年前から、道路沿いに茂った草やぶの伐採などに取り組んでいる。厳木町でのユーカリ栽培の先行事例を知り、地区で増えてきた耕作放棄地の活用につなげようと始めた。

 県の補助金を活用して、昨春1200本の苗木を約20アールの土地に植え、秋ごろから4月まで収穫。団体のほか地域住民ら約10人も関わり、市場に出荷している。

 代表の岡本泰成さん(41)は「中山間部で荒廃地は増えており、林地化して荒らさないことが大切。非農家も一緒に取り組むことができているので、より広げていければ」と力を込める。(横田千晶)

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