佐賀県内の生産者団体や花商組合でつくる県花づくり推進協議会が、県内各地でフラワーアレンジメントを展示している。唐津地区では、唐津花商組合(脇山由紀子組合長)が市役所1階と市近代図書館1階の2カ所を飾り、色鮮やかな花々が訪れた人を楽しませている。
唐津市内の両会場とも男性から女性に花を贈る「フラワー・バレンタイン」がテーマ。同組合青年部(井上武部長)が、主に唐津産の花を用いて飾り付けた。市役所はバラ、ガーベラ、ストックなどが咲き誇り、図書館はバラ、トルコキキョウ、コチョウランが壁面を彩る。
コロナ禍で花卉(かき)業界も厳しいが、脇山組合長は「会場の華やかな雰囲気を満喫してもらい、一輪、二輪でも家や職場で花を飾ってもらえれば」と話す。
市役所は15日からホワイトデーをイメージした展示に一部模様替えする。図書館は14日午後5時から、市役所は19日午後4時から展示を撤去。希望者に展示の花を先着順で無料提供する。
このほか、佐賀市の県立図書館とJR佐賀駅、鳥栖市のJR新鳥栖駅で展示中(14日まで)、3月6~8日には佐賀市のコムボックス佐賀駅前でも展示する。(成富禎倫)