目的地の石碑に到着し、保護者から出題されるクイズに答える子どもたち=小城市小城町

かぶり物をした前校長の古賀一哉さん(右から2人目)らが「隠れキャラ」として、子どもたちを驚かせた=小城市小城町

 佐賀県小城市小城町の桜岡小の6年生が6日、学校周辺の探索イベントを楽しんだ。保護者や教職員に見守られながら通学路脇の史跡や店舗を巡り、地域にちなんだクイズやゲームに挑戦して卒業前の思い出をつくった。

 新型コロナウイルスの感染拡大で本年度の学校行事は中止や縮小が相次いだ。修学旅行は日帰りになり、楽しみにしていた班別行動もなくなった。身近な場所で友だちとの交流を楽しんでもらおうと、6年生79人の父母らが企画した。

 子どもたちは4、5人ずつのグループに分かれ、手作りの地図に示された探索ポイント約50カ所の中から、それぞれ10カ所を選んで訪ね歩いた。目的地では父母から出されるクイズに回答。鳥居の上に石を載せるゲームにも挑戦して得点を競った。

 地元の複数の店舗も協力し、ようかんやコメ、家族写真の無料撮影券などを賞品として提供。「少しでも応援になれば」と、昨年3月で定年退職した前校長の古賀一哉さん(61)は市のキャラクターに扮ふんして沿道に立ち、子どもたちを驚かせた。

 コロナ禍で、昨春以降は社会体育の試合や練習も減り、子どもたちは「暇になった」「ゲームをする時間が増えた」と口々に話した。学校では下級生とふれ合う機会も少なくなったといい、「6年生で一番楽しい時期なのに…」とうつむく子もいた。

 それだけに今回の探索イベントについて「みんなで遊べるのは楽しい」と子どもたち。「トップになって賞品をゲットする」と張り切った。市丸十樹生(ときお)君は「僕らのことを考えて、イベントを企画してくれてうれしかった」と話した。(谷口大輔)

このエントリーをはてなブックマークに追加