10センチほどに育ち、畑を爽やかな緑色に染める麦を踏む男性=9日午後4時半ごろ、佐賀市大和町

10センチほどに育ち、畑を爽やかな緑色に染める麦。踏むことで分けつを促し、根付きがよくなるといわれる=9日午後4時半ごろ、佐賀市大和町

 全国でも有数の麦の産地である佐賀平野はこの時期、爽やかな緑色に覆われた畑が目立つ。好天に恵まれた9日、佐賀市大和町の農地では、麦踏みに励む農家の姿が見られた。

 麦踏みは、霜柱などによる根の浮き上がりを防ぎ、生育を促す効果があるとされる。3月上旬にかけて3、4回踏むという男性(71)は「踏まれるとしっかり育つ。人間と同じよ」と笑みをこぼした。

 県農産課によると、県内の2020年産麦作付面積は2万1200ヘクタール。JAさがでは近年、焼酎の原料になる大粒大麦の需要減を受け、組合員に小麦への転換を薦めているという。(志垣直哉)

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