昨年の犯罪情勢について共有し、近年の傾向や対策などを確認した県防犯あんしん会議=佐賀市のアバンセ

県警の石橋憲茂生活安全部長(右)から表彰を受ける創新の田中亨社長=佐賀市のアバンセ

 官民一体で犯罪の起きにくいまちづくりを目指す「佐賀県防犯あんしん会議」が5日、佐賀市天神のアバンセで開かれた。教育・福祉関係や金融機関などの40人が、近年の犯罪情勢を共有し、犯罪抑止に向けて考えを巡らせた。

 県警生活安全企画課が、昨年は刑法犯の認知件数3069件の7割を窃盗犯が占め、そのうち万引犯は65歳以上の高齢者の割合が高まっているなどと報告。被害に遭っているのは自転車盗は学生、ニセ電話詐欺は高齢者が多いと話し、注意を促した。

 安全安心なまちづくりにはボランティアの協力が必要として、誰でもできる防犯活動「ながら防犯」を推奨した。ウオーキングや仕事中など、何かをしながら不審者や異変に気付いたときは警察に伝えてほしいと協力を呼び掛けた。

 防犯カメラの販売、設置などを手掛ける「創新」(鳥栖市)など3団体が、昨年の防犯への取り組みを発表した。創新は小城公園での防犯カメラ無償貸与などの積極的な協力が評価され、防犯アドバイザーも務める田中亨社長(62)が、県警の石橋憲茂生活安全部長から感謝状を受け取った。

 会議は2014年4月に施行された「佐賀県犯罪の起きにくい安全で安心なまちづくり条例」に基づき開催され、今回で7回目を迎えた。(森田夏穂)

このエントリーをはてなブックマークに追加