発表会では、製造現場のIoTの導入事例などが紹介された=佐賀市のホテルマリターレ創世佐賀

 AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)を製造現場に導入した佐賀県内の企業の事例発表会が、佐賀市で開かれた。導入までの過程を踏まえ、作業の“見える化”による効率化など導入効果を紹介した。

 船舶用のエンジン部品などを製造する杵島郡白石町のアリアケ精機は、設備の異常を通知する機械を独自に製作し、稼働状況の可視化に取り組んだ。異常が生じた場合、子機から親機に無線で信号を送り、パソコンにデータを自動保存したり、スマートフォンにメールを送ったりする仕組みで、状況把握にかかっていた作業が改善され、金額ベースで年間約23万円の費用削減につながったという。

 同社の喜多英明社長は「“IoTとは何か”というところから始めたが、今回の取り組みでIoTを身近に感じられるようになった」と話した。

 事例発表会は、県の「ものづくり産業AI・IoT導入支援事業」の活用を促そうと、県地域産業支援センターが開いた。オンライン参加を含め、約70社が聴講した。(中島佑子)

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