南部バイパス沿いの広告看板に設置された作品=佐賀市本庄町袋

広告看板を使って作品を発表している尋木昭帆さん

 日常の風景に作品があったらどうだろう-。佐賀大学芸術地域デザイン学部3年の尋木昭帆(たずねぎ・あきほ)さん(21)=唐津市=が佐賀市内の道路脇の広告看板を使い、写真作品を発表する試みに取り組んでいる。15日までの期間限定で「これは広告だろうか。何だろうか。そんな不思議な気持ちを抱いてほしい」と語る。

 尋木さんの写真は、広告看板が立ち並ぶ佐賀市本庄町の南部バイパス沿いにある。モチーフは木の上の住居空間をイメージして作ったインスタレーションだ。

 作品発表の場として、不特定多数の人が偶然出会う形を模索。美術館やギャラリーに展示すると、訪れた人は“美術作品”として対面する。そうではなく「フィクションかノンフィクションか分からない形で発表したかった」と尋木さん。広告看板を利用することを思いつき、1カ月かけ掲載できる場所を探し回った。

 「鑑賞する人と作品がいきなり出会う形だけど、意外に景観に溶け込んでいると思う。多くの人の目に留まれば」と話す。(福本真理)

 ▼作品は、佐賀市本庄町袋の「袋中央入口」の信号の西側。

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