校内にイルミネーションを設置した生徒たち=佐賀市の佐賀工高

生徒たちが校内に設置したソーラーパネルで発電するイルミネーション=佐賀市の佐賀工高

 佐賀市の佐賀工高(副島政史校長)の生徒が、校内にイルミネーションを設置している。新型コロナウイルスの影響で資格試験やものづくり大会の中止や延期が相次ぐ中、身に付けた技術や知識を生かそうと取り組んだ。「心和む光」に、コロナが収束し、誹謗(ひぼう)中傷がない世界となるよう思いも託している。

 機械科学部や電気科学部など四つの文化部の生徒ら約10人が昨年12月下旬に製作し、正面玄関前のロータリーに設置した。ソーラーパネル(縦約150センチ、横約60センチ)4枚による太陽光発電で、熱気球の絵柄、「和」の文字などが輝く。

 同校では1月下旬に複数の生徒のコロナ感染が確認され、学校に厳しい意見が寄せられ、生徒に心ない言葉が投げ掛けられた。一方で「イルミネーションに毎日癒やされています」といった応援の手紙が届いた。副島校長は「人の優しさが希望の光になった。この取り組みがコロナ禍で闘う医療従事者への感謝、誹謗中傷をなくすことにもつながれば」と話す。

 3Dプリンターや針金を使って装飾や文字を成形した機械システム科1年の松石怜士さん(15)は「コロナ禍で暗くなっているみんなの心がイルミネーションで明るくなれば」と話した。(中島佑子)

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