4台あるカメラから好みのアングルを選んで観戦できる「マルチアングル視聴」の画面=6日午後3時20分ごろ、佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館大競技場

 大容量の高速通信を可能とする第5世代(5G)移動通信システムの通信環境が、県内の公共施設で初めて佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館大競技場に整備された。6日、実証実験の様子が報道陣に公開された。

 同体育館で開かれた日本ハンドボールリーグ男子・トヨタ紡織九州レッドトルネード-北陸電力戦を実験的に中継した。対応するスマートフォンを使えば、4台のカメラから好きな角度を選び、リアルタイムの映像で観戦が楽しめる「マルチアングル視聴」などの最新技術を用いた。一時、映像の乱れなどのトラブルはあったものの、スポーツ観戦の新時代を印象づけた。

 大手通信事業者のNTTドコモが1月下旬、競技場内に通信機器を設置した。昨年10月と12月には、疑似的な5G環境下で超高精細(4K・8K)映像の送信試験などを実施したが、実際の5G環境を構築して行うのは今回が初めて。

 立ち会った山口祥義知事は「スポーツを見る喜びが倍増してわくわくする。まだ課題もあったので、(新設工事中の)アリーナや2024年(佐賀国民スポーツ大会)に向け試行錯誤を重ねたい」と述べていた。(志垣直哉)

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