東西松浦駅伝の沿道での応援を半世紀続けている原口卓夫さん、ハルエさん夫妻=唐津市北波多

 唐津市北波多の原口ハルエさん(81)は東西松浦駅伝の大ファンだ。「宮島醤油15連覇時代からの追っ掛けです」というから半世紀、沿道で声援を送ってきた。選手の懸命に走る姿を見て元気をもらっていたので、延期は残念だという。

 夫の卓夫さん(88)が宮島醤油で働いていて、同僚の応援について行ったのが好きになるきっかけだった。選手の息遣いを間近に感じ、迫力があった。宮島醤油が15連覇した1965~79年はハルエさんが20~30代の頃。自分もチームの一員になったような気持ちで優勝を喜んだ。

 応援は卓夫さんと2人で軽トラックに乗って行くのがお決まりだった。後半の厳木スタートから唐津市街地ゴールまでの間に、裏道を回りながらランナーを追い掛け、複数の場所で声援を送った。高齢になってからは山本跨線橋こせんきょうの1カ所だけになったが、遠くに選手の姿が見えると今も胸が高鳴る。

 足を悪くして車いすを使うようになっても、必ず沿道で応援してきたハルエさん。「延期は寂しいけど、今は買い物に出掛けるのも控えてるくらいだからしょうがないね。来年、選手たちと会うのを楽しみにしています」(青木宏文)

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