佐賀県の病床使用率

2月4日午後7時現在の新型コロナウィルスの佐賀県内の感染状況

非常警戒措置解除後の方針について説明する山口祥義知事=5日午前、佐賀県庁

 佐賀県の山口祥義知事は5日、新型コロナウイルスの感染状況の区分を2番目に深刻な「ステージ3」から「2」へ引き下げ、県独自の「医療環境を守るための非常警戒措置」を解除した。県内全域の飲食店への営業時間短縮要請も期限としていた7日夜までで予定通り解除する。県外での会食や緊急事態宣言の対象地域との不要不急の往来は引き続き自粛を求める。

 県は5日の対策本部会議で、新規感染者数が9日間続けて1桁と減少傾向にあり、県内の確保病床の使用率も14・0%(4日)と、最も逼迫(ひっぱく)していた1月14日から19・8ポイント改善したことを報告した。

 非常警戒措置が発出された1月18日時点では病床使用率に加え、「療養者数」や「1週間の新規感染者数の前週比」など指標九つのうち五つがステージ3に達していたが、全ての指標が基準を下回った。山口知事は「県民の頑張りでステージ2に戻ってくることができた」と述べ、非常警戒措置の解除を表明した。

 時短要請してきた飲食店に対し、山口知事は「一緒に頑張っていただき、心からお礼申し上げる」とし、「コロナの影響を大きく受けており、すぐに(客足が)戻るか危惧している。県民みんなで支え合っていきたい」と強調した。時短要請の期間中、販売停止していた「Go To イート」食事券の販売も再開する。

 福岡県では緊急事態宣言が延長され、飲食店への時短要請も継続する。記者団に福岡から人が流れてくる可能性を問われ、山口知事は「状況を注視し、先手先手で取り組む」とした。県外での会食や緊急事態宣言の対象地域との不要不急の往来は引き続き自粛を求める。「感染の減少傾向を維持し、ここで満足することなく、病床使用率が10%を切り、『ステージ1』となるよう県民と頑張りたい」と力を込めた。

 また、県教育委員会は自粛要請していた県内での部活動の交流を8日以降、解除することを県立学校に通知した。県外との交流は引き続き自粛を求める。(栗林賢)

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