コロナ禍の影響で全国的に検診の受診率が落ちているそうです。検診は定期的に無症状のうちに受けていただくことで、早期発見、早期治療につながり、その後の人生への病気の影響を小さくしていくために大切なことです。いろいろな状況によって延期をした方も、できるだけ年度内には受けるようにしましょう。

 佐賀県では、子宮がん検診について、より多くの方に、便利に質の高い検診を受けていただくために、県内の産婦人科などの医療機関であれば、原則どこでも受けられるという広域化と、子宮頸がんの主な原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)の検査を、30〜44歳までの方を対象に無料化するというHPV検査の無料化を行なっています。ただし前年度または前々年度にHPV併用検査を受けて、細胞診、HPV検査ともに異常なしだった方は対象外なのでご注意ください。

 子宮がん検診には、お住まいの自治体によって無料クーポンが対象年齢の方に発行されているところもあります。すでに郵送されている方は、2月末が期限ですので、早めの予約と、クーポンを必ず持参して、この機会に検診を受けるようにしましょう。

 子宮がん検診を受ける方は2極化がみられるといわれています。毎年症状がなくても必ず受ける方と、1回も受けない方、または前回受けてからそれっきりでずっと受けていない方。前者の方々、これからもその調子でよろしくお願いします。後者の方々、婦人科はハードルが高く行きたくない気持ち、よくわかります。もしかして前回痛い怖い思いをしてもう行かないと思ったのかもしれません。でももし、本当は受けたいけれど、不安で行けずじまいになっているなら、一度勇気を出して来てみませんか。検診を受けることができてよかった、異常があるのではないかとずっと一人で心配だったので安心したと、笑顔で帰られる方も多いですよ。(佐賀市・すこやか女性クリニック院長 西岡智子)

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