殉職した隊員2人の冥福を祈る園児ら=神埼市千代田町のサールナートこども園

 佐賀県神埼市千代田町の住宅に陸自ヘリが墜落して3年になる5日、事故当時に現場近くにあったサールナートこども園(当時大立寺幼稚園)で避難訓練があった。同園はこの日を「防災の日」と定めており、全園児で手を合わせて殉職した隊員2人の冥福を祈った。

 訓練前、0歳児から5歳児までの約150人を前に平尾道代副園長が「(隊員の2人が)命をかけて守ってくれたおかげだと思っている」などと事故の状況を説明した。

 訓練は地震を想定し、新型コロナウイルスの影響で園児と職員だけで行った。園内にアナウンスが流れると、子どもたちは机の下に一時避難し、園庭に逃げた。子どものスムーズな引き渡しの手順も確認した。

 職員の秋吉朝香さん(25)は「訓練で事故のことを改めて意識する。私たちを守ってくれた人たちがいることを忘れてはいけない」と話した。平尾副園長は「今後も年に1度、この日に事故のことを話していきたい」と述べた。(西浦福紗)

事故当時のニュース(2018年2月9日)
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