ビデオ会議アプリ「ズーム」を使い、がんの専門家に質問する東明館高1年生=基山町の同校

 基山町(きやまちょう)の東明館高の1年生が1月14、21日、がんの専門(せんもん)家や当事者にビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」で尋(たず)ねる授業(じゅぎょう)に取り組みました。質問(しつもん)を繰(く)り返(かえ)しながらがんの実情(じつじょう)を知るとともに、当事者の気持ちに寄(よ)り添(そ)う大切さも学びました。
 生徒は、本年度に新設(しんせつ)された少人数での対話を通して教科の理解(りかい)を横断(おうだん)的に深める「探究(たんきゅう)コース」の7人。生物基礎(きそ)や現代(げんだい)社会の授業の一環(いっかん)として取り組みました。
 有識者(ゆうしきしゃ)は、聖路加国際病院遺伝診療(せいるかこくさいびょういんいでんしんりょう)センター認定(にんてい)遺伝カウンセラーの鈴木美慧さん、慶応大(けいおうだい)医学部腫瘍(しゅよう)センターゲノム医療(いりょう)ユニットの加藤容崇特任助教、遺伝性乳(いでんせいにゅう)がんの治療経験(ちりょうけいけん)がある陶芸(とうげい)家岡崎裕子さんの3人。生徒たちは抗(こう)がん剤(ざい)の髪(かみ)への影響(えいきょう)、カウンセリングで気を付けることなどを聞き取りました。
 身内ががんになった時に伝えたいことを問われた岡崎さんは「その人の環境(かんきょう)や性格(せいかく)によって受け止め方が違(ちが)う。意見を求められない限(かぎ)りアドバイスはしない」と答えました。うなずきながら真剣(しんけん)にメモを取っていた宮村和暉さん(16)は「髪(かみ)の毛(け)が抜(ぬ)けにくい治療(ちりょう)薬があることは知らなかった。がんに対する自分のイメージが現実(げんじつ)と大きく違(ちが)い、正しい情報(じょうほう)に触(ふ)れなければと思った」と感想を述(の)べました。
 今回のやり取りを1月31日~2月6日の午後0時45分からオンラインで開かれたがん啓発(けいはつ)イベント「World Cancer Week2021」で配信しました。イベント終了(しゅうりょう)後も無料で公開します。(1日付17面・志垣直哉)

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