農作物に大きな被害をもたらすイノシシの駆除を推進するため、佐賀県は本年度から、捕獲したイノシシに対して補助金を交付する期間を通年化した。昨年度までは4月から10月までを補助対象としていた。

 県は現在、イノシシの駆除に対し、単独事業で1頭につき2500円を補助しており、市町の補助と合わせて1頭につき5千円が補助されるのが一般的になっている。

 県内では例年、2万頭ほどが駆除されているが、2019年度のイノシシによる農作物被害は9700万円に及び、ここ数年は増加傾向にあるという。県生産者支援課は「全体の生息頭数の減少にはつながっていないようだ」と説明する。

 そのため、駆除に向けた冬場の態勢を強化するため、猟期にあたり、今まで補助対象としていなかった11月以降についても補助対象にすることにした。

 県は「母イノシシは春先に子どもを多数産むので、この前に頭数を減らし、全体の生息数の減少につなげたい」としている。

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