不具合が明らかになったスマートフォン向け接触確認アプリ「COCOA」の画面=3日午後、厚労省前

 田村憲久厚生労働相は3日記者会見し、新型コロナウイルス対策のスマートフォン向け接触確認アプリ「COCOA(ココア)」について、利用者の約3割が使うアンドロイド版で昨年9月28日以降、陽性者との接触通知が届かない不具合があったと明らかにした。田村氏は「大変なご迷惑をおかけし、信頼を損ねた。心からおわびする」と謝罪した。野党は4日以降の衆院予算委員会などで追及する方針だ。

 アンドロイド端末アプリは約770万件ダウンロードされている。厚労省の担当者は「接触の情報は端末上のみで管理されているため、濃厚接触があったのに通知が届かなかった人がどれくらいいるかは把握できない」としている。

 厚労省によると、アンドロイドのシステムは、他の端末が近くにあった場合に、その端末や時間や距離などの接触に関する情報を記録する仕組みになっている。

 陽性登録された人の情報が送られてきた際に、記録の中にこの人との接触情報があれば利用者に通知されるようになっているが、アプリの不具合によって機能しなくなっていた。

 年末から年始にかけて「(感染者と)接触があったのに通知が来なかった」という報告が会員制交流サイト(SNS)上や報道で相次ぎ、アプリを担当する会社が調査をしたところ発覚した。

 昨年9月28日にアンドロイド版のバージョンアップをした際に不具合が発生したとしている。【共同】

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