「日本酒ラベルデザイン総選挙」で並ぶ学生たちの作品=佐賀市の「SAGA MADO」

人気投票「日本酒ラベルデザイン総選挙」が開かれている佐賀市の「SAGA MADO(サガマド)」。

デザインに挑戦した佐賀大の学生らと荒木博申教授(前列左)、窓乃梅酒造の古賀酵治さん(同右)

 佐賀市のJR佐賀駅前の観光拠点「SAGA MADO(サガマド)」で、人気投票「日本酒ラベルデザイン総選挙」が開かれている。日本酒をあまり知らない若者に関心を持ってもらおうと、佐賀大の学生がデザインした自信作12種類が店内に並ぶ。11日まで。

 20代の若者が購入したくなるラベルデザインをテーマにした作品で、人気の高かったデザインは商品化し、3月ごろに同店で販売する予定。若者の日本酒離れを懸念するさが県産品流通デザイン公社が企画、佐賀大に依頼し佐賀市の窓乃梅酒造が協力した。

 芸術地域デザイン学部の視覚伝達デザインを専攻する3年生10人は、昨年10月から日本酒の造り方や味、香りなどについて講義で知識を深めた。同酒造を訪ねたり、県内酒販店ではやりのラベルデザインについて勉強したりしてきた。

 300ミリリットル入りのボトルで、3本(本醸造・特別純米・吟醸)一組の作品が計12種類並ぶ。着物をモチーフにしたものや酒だるをイメージしたものなど若い感性が光る。窓乃梅酒造とSAGAMADOの“まど”から和風の丸い窓をモチーフにデザインした井上裕斗さんは「型抜きされた窓をのぞき込むと蔵元の名前が見える仕掛けで、新しい景色が見えることを伝えたい」と話す。

 指導した荒木博申(ひろのぶ)教授(64)は、学生は何度もアイデアを練り直し、多くの案から絞った過程に触れ「これ以上、われわれだけでは選べないほどの力作ぞろい。市場調査も兼ねた投票で学生たちの学びにつなげたい」と投票を呼び掛けている。(志波知佳)

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