JA伊万里の技能実習計画の内容を確認した農業技能実習事業協議会佐賀県支部会議=佐賀市の県庁

 JA伊万里が外国人技能実習生を受け入れる。計画では、5月から来年3月までベトナム人6人を受け入れ、ナシやキュウリなど13品目で組合員の農作業に従事してもらう。農家による直接雇用と異なり、一定数の農家を対象に繁忙期を中心に従事する「農作業請負方式」による受け入れで、佐賀県内では初の取り組み。JA伊万里は「農家の人手不足を解消し、農作物の生産基盤の維持や拡大につなげたい」と話している。

 県やJAなど関係団体でつくる「農業技能実習事業協議会佐賀県支部会議」が2日、佐賀市の県庁で開かれ、受け入れ体制などの内容を確認した。

 計画によると、JA伊万里が実習実施者になり、外国人実習生はJAと請負契約を結んだ各組合員の施設野菜や果樹などの仕事に従事する。作物ごとに繁忙期が異なるため、働く時期や場所などはJAが調整し、通年で仕事が途切れないようにする。JAの施設で選果などの作業にも携わる。

 既にベトナム人の男女各3人がオンライン面接で内定している。3月に来日し、1カ月研修した後、伊万里市内に住んで働く予定だが、新型コロナウイルスの影響でやや遅れる見通し。

 県内の外国人技能実習生は2744人(2019年10月末)で、6割以上が製造業に従事している。農林業は120人で全体の4%ほどで、農家の直接雇用が大半という。JAの農作業請負方式による外国人の受け入れは、九州では19年から鹿児島県で実施され、宮崎県でも今年から取り組む予定。(宮里光)

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