九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)の構内で1月、請負会社社員が負傷した事故に関して九電は2日、「作業点検で意識の高揚を図っており、起こってはいけないものだと思う。活動が不十分だったことの証し」との認識を示した。2019年以降、原発構内で火災や事故が相次いでいるため、九電は作業点検を実施したばかりだった。

 玄海原発の周辺環境の影響を協議する佐賀県環境放射能技術会議で言及した。九電は、相次いだ事故に関する作業点検の結果を報告、請負会社社員がけがをした事故も説明し「不安を与えてしまい、深くおわび申し上げる」と述べた。

 委員からは、原発工事の請負会社で新型コロナウイルスの感染が広がった点の指摘もあった。九電は出勤待機が発生しているとして「工事がいったん止まっている状況」と報告した。

 会議では20年10~12月に、原発に起因する放射線量の数値に異常がなかったことも報告され、21年度の調査計画案も示された。会議は新型コロナウイルスの影響でオンライン形式で開かれた。(岩本大志)

このエントリーをはてなブックマークに追加