萩生田光一文部科学相は2日の閣議後記者会見で、佐賀県で1月に行われた高校の模擬試験の問題文にイスラム教とテロリストを結び付ける表現があったことについて、偏見を招き不適切だとの認識を示し「国際社会に間違ったメッセージになる。佐賀県以外の関係機関にも(防止策の)確認を徹底する」と述べた。

 模試は1年生が対象で、3千人超が受験。エジプトなどを旅行した際の体験を基にした英語の試験問題で、現地の少年に関して「(彼らは)もし稼ぐことができなかったら食べ物を求めてモスクへ行き、そしてテロリストになる」と説明する場面があった。

 萩生田氏は、教員10人程度で作問に当たったにもかかわらず「問題点に気付くことができなかったことは大変残念だ」と指摘。佐賀県だけでなく他の自治体などにも、組織的に出題内容の妥当性を検証する仕組みを整備するよう求めた。【共同】

 佐賀県模試は1月上旬に実施され、県内の高校1年生約3100人が受験した。佐賀新聞の「こちら さがS編集局」(こちさが)に、出題を疑問視する声が寄せられ、1月30日の朝刊で、設問の英文全文と和訳を掲載し報じている。

【関連記事】

■ <こちさが> 佐賀県模試の英語問題に疑問の声 イスラム教とテロ結びつけ?

<佐賀県模試英語問題>県教委「誤解与えかねない表現だった」

このエントリーをはてなブックマークに追加