31日に投開票された杵島郡白石町議選では、新型コロナウイルス対策で、街演活動を2時間短縮した。候補者や有権者からは感染防止策に理解を示す一方で、戸惑いの声も聞かれた。

 町議選では申し合わせで、最終日を除き、街演活動を午前8時から午後6時までにした。候補者の一人は、事務所に集まる人をこれまでの半分に減らし、決起大会も見送った。有権者に直接会う機会が減り「知り合いで顔を見ない人もいた。支援してもらえたか不安もある」と振り返った。

 運動員は高齢者が多いこともあり、感染リスクを減らすため、各陣営が時間短縮を容認した。ただ、ある候補者は「帰宅するサラリーマンたちに訴えができなかった」と“消化不良”を訴える声もあった。

 有権者からは賛否の声が上がった。70代男性は「夜は暗くて人も外に出ない」と時間短縮に理解を示す。一方で街演に代わる取り組みは乏しく、投票率も下落傾向が続く中で「名前を覚える機会が減った」と話し、候補者に選挙活動の工夫を求める有権者もいた。(松田美紀)

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