ミャンマー国軍がアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相らを拘束してクーデターを起こした1日、佐賀県内に住む同国出身の留学生からは、家族や友人を心配する声が上がった。東南アジアでの突然の事態に、関係団体は現地の情報収集に追われた。

 佐賀女子短大(佐賀市)で介護を学ぶ同国の留学生たちはニュースで知り、何度も連絡を試みた。昨年12月に来日した女性(27)は「びっくりした。家族に何十回も電話しているけどつながらないし、みんながとても心配。これから母国がどうなるか考えると泣きたい気持ちになる」と不安に駆られた。

 同国からの留学生を仲介している佐賀市の事業者は「国際電話は全くつながらず、インターネットで少しでも多くの情報を集めている状況。このような事態は初めてで、今後が見通せない」と話した。

 同国で国際協力事業を展開している認定NPO法人地球市民の会(佐賀市)は、駐在員1人やミャンマー人スタッフ全23人と連絡が取れて無事を確認した。支援活動は2003年から始まり、現在は事務所を2カ所設けて農業支援や水道施設の整備などを進めている。担当者は「『落ち着いていて心配ない』という報告を受けている。現地でも情報があまり入ってきていないようだ」と話した。(山本礼史、森田夏穂)

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