福岡県の高校と愛知県の福祉施設をつないだリモート講演で、利用者への対応など質問する生徒=神埼市の神埼清明高校

講演の合間の休憩時間に、画面上で交流を図る神埼清明高と慶成高の生徒ら=神埼市の神埼清明高校

 県外で福祉を学ぶ高校生や福祉現場の従事者とオンラインでつないだリモート講演が1月28日、神埼市の神埼清明高で開かれた。生徒たちは北九州市の高校生とともに、愛知県の高齢者施設の関係者から先進的な取り組みの話に耳を傾け、介護の仕事のやりがいや未来について考えた。

 講師は、神埼清明高で講話したことがある愛知県の特別養護老人ホーム「安立荘」の制野司施設長が務め、同校の担当教師が以前勤めていた縁で北九州市の慶成高校福祉科2年生31人もオンラインで受講。神埼清明高からは生活福祉系列2年生21人が参加した。

 制野さんは、介護の仕事の魅力を「利用者に感謝され、日々、学んだ専門性を生かせる」と説明。施設実習では、教科書との違いを観察することや利用者のことを細かく記録することなどアドバイスした。

 また同施設がいち早く取り組んでいる「回想法」を紹介。利用者に昔の記憶を思い出してもらい、昔のことを話したり、昔食べたものを作ったりする療法で、認知症の症状の緩和や利用者との関係性の向上につながったと説明した。

 受講した高取夏奈さん=佐賀市=は「未来の福祉は暗くないと聞き勇気をもらえた。よりよいサービスができるように、自分で考えて行動につなげていきたい」と話した。(西浦福紗)

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