佐賀県藤津郡太良町が随意契約で発注した樹木の伐採業務で、虚偽の起案文書を作成したなどとして虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われている同町の建設課長田﨑一朗被告(60)=鹿島市高津原=の公判が1日、佐賀地裁(今泉裕登裁判長)で開かれた。検察側は懲役1年6月、弁護側は執行猶予判決を求め、結審した。判決は3月3日。

 検察側は論告で「公務員が作成する公文書に対する社会的信用、行政の中立性に対する信頼を害した。動機に正当化の余地はない」と指摘した。弁護側は田﨑被告が辞職の意向を示していることや、町民の約2300人が嘆願書に署名していることなどに触れ「寛大な判決を望む」と述べた。

 起訴状などによると、2019年12月4日ごろ、町が鹿島市内の木材業者に発注した業務に関し、延長の理由が業者側の責任であるにもかかわらず、虚偽の理由を記載した文書を起案。職員に押印させて虚偽有印公文書1通を作成した上で、行使したとしている。

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