地域の安全・安心のため、日々活動している消防団。県内20市町で活躍する若手団員に、入団のきっかけややりがいなどをお聞きします。今回は鹿島市消防団七浦分団第2部1班の中村太誠さん(22)です。

焼きそばで仲間の和の力高める

鹿島市消防団七浦分団第2部1班 中村太誠さん(22)

 

 父親も長年消防団員だったこともあり、幼いころから年末夜警の詰め所に遊びに行くなど、消防団には親しみを持っています。社会人となって2年目、当時の消防団の部長から「地域貢献のため入団しないか」と誘われ快諾しました。

 消防士にあこがれていた時期もあり、2018年4月の入退団式で、制服制帽の正装で式典に臨んだとき、緊張感よりも誇らしい気持ちになったことを、今でも胸に刻み込んでいます。

 ただ、実際の活動となると、一瞬の気の緩みもできません。毎月1日と日のポンプ点検をはじめ、大雨被害に備えた土のう作り、防火水槽の清掃など裏方の作業が多いのですが、父親からは「常に実践を想定しろ」とのアドバイスを基に活動しています。

出初め式に臨む鹿島市消防団の各分団=2019年1月

 部の中では一番若いため、訓練の後の打ち上げで振る舞う焼きそばの調理を担当しています。濃い味が部の伝統で、ソースをたっぷり混ぜるのがこつです。団員たちのおいしそう姿を見て、焼きそばを通してチーム力を高めているように思えます

 とにかく、同世代の団員に入って欲しいですね。「自分の手で地域を守る」との思いがある若者にとって、消防団は格好の活動場所となるはずです。

先輩からメッセージ

鹿島市消防団七浦分団第2部部長 中村和宏さん(39)

 

 中村太誠君は、野球やソフトボールでキャッチャーを務めているだけに、団員たちを鼓舞し、非常にリーダーシップのある好青年です。消防団は、防災への対応はもちろんですが、地域を盛り上げる側面も重要です。入団して今年で3年目になりますが、今は訓練や機器類の点検などの技術を身につけてもらい、将来は部や分団を背負うポジションに就いてくれればと期待しています。さらには、多くの経験を積むことで地域住民に頼られる存在になってほしいですね。

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