認知症について知識を学び、理解を深めた生徒たち=太良町の太良高校

 太良町の太良高校で1月29日、認知症サポーター養成講座が初めて開かれた。町役場と町社協の担当者が講義し、3年生の生徒が受講した。就職などで社会に出るのを前に、認知症の知識や温かい目で当事者と接する気遣いの大切さを学んだ。

 講義は、団塊の世代が75歳以上になって介護需要が高まる「2025年問題」を扱った。町社協の担当者は高齢になると誰でも認知症になり得るとした上で、「急がせない、驚かせない、傷つけない」などと穏やかに接する心構えを紹介した。町地域包括支援センターの社会福祉士前田竜佑さん(28)は「小さな積み重ねが過ごしやすい町をつくることにつながる」と締めくくった。

 3年の鶴史佳子さんは「思いやりの大切さを改めて学んだ。認知症に限らず、困っている人を手助けしていけるようにしたい」と語った。受講した生徒らは、サポーターを証明するオレンジの腕輪を受け取った。

 サポーター養成は、認知症になっても地域で安心に暮らせる社会を実現する啓発のため厚労省が推進する。日常生活の中で自分ができる見守りや声掛けを行う。 (中島幸毅)

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