地域の安全・安心のため、日々活動している消防団。県内20市町で活躍する若手団員に、入団のきっかけややりがいなどをお聞きします。今回は基山町消防団第9部の中川雄樹さん(25)です。

多くの人とのつながりができた

基山町消防団第9部 中川雄樹さん(25)

 

 母が女性消防団員で、土日や夜に活動で出ていく姿を見て、消防団は大変と思っていましたが、地域を守るために必要とは感じていました。地域のソフトボール大会に以前から顔を出していたため、当時の部長さんとは地域が同じなので顔なじみで、専門学校を卒業する時に入団勧誘をされました。勧誘はもっと先と思っていたので、驚きました。

 月に2回、器具点検と火災予防を呼びかける町内巡回を行い、年に4回ほどのポンプ操法などを学ぶ訓練があります。忙しくはありますが、わが団は和気あいあいで楽しい雰囲気です。もちろん訓練や出動のときは表情が変わりますが。

秋季訓練でホースを持って走る消防団員=2020年11月、基山町営球場

 入団した年の年末に住家が全焼する火災があって、初めて現場に出て消火活動をしました。訓練翌日だったのでポンプ操作などはスムーズにできましたが、火の勢いが強く火災は怖いと感じました。住民の財産と命を守るために、消火技術をしっかり身につけなければ、と感じました。

 入団して良かったと思うのは、多くの人とのつながりができたこと。住民の方、消防団仲間、入団していなかったら会うこともなかったでしょうね。

 「消防団は休みがない」「上下関係が厳しい」というイメージがあるかもしれませんが、実際は違います。休みの融通が利くし、先輩たちは優しいですよ。若い皆さん、地域のために自分でやれる範囲でいいので一緒に消防団で活動しませんか。同級生の何人かは消防団仲間で、楽しく付き合っています。
 

先輩からメッセージ

基山町消防団第9部部長 田中優一さん(30)

 

 中川君は20歳で入団して、ムードメーカーとして頑張ってくれています。今は機械班の副班長で機械の点検などを担当し、頼りになる存在です。入団1年目にポンプ操法大会に一番員として出場しました。一番員は、ホースを担いで疾走して延ばす、タイムに影響する重要な役割です。中川君は、チームでの訓練以外でも自分で練習を重ね、本番では素晴らしい動きをし、第9部過去最高の4位に貢献してくれました。

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