コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」のオンライン全国大会「グランツーリスモスポーツ日産サティオ佐賀グランプリ2021」が1月31日に開幕した。ソニーのレーシングゲーム「グランツーリスモスポーツ」を2月14日から毎月第2、4日曜日にプレーしてもらい、12月末に上位12人による「最終決戦」で年間王者を決める。
日産サティオ佐賀(佐賀市、上原健太郎社長)が「佐賀から日本を元気に」をテーマにeスポーツの総合施設を運営するエンターフォース(福岡県、池田浩士社長)などの協力を得て開催。自動車ディーラーがソニーの許諾を得て、1年間通したシリーズ大会を主催するのは全国初という。
グランプリは、1年を4シーズンに分け、各シーズンで4、5レースを開催。レース順位に応じてポイントを付与し、各シーズンの上位3人ずつを集めた「グランドファイナル」を12月末に開く。
レースは毎月第2、4日曜日に開かれ、シーズンごとに60人のエントリーを募る。特設ウェブサイト(https://www.satiosaga-esport.com)から無料でエントリーできる。レースの模様は動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信する。
コロナ禍で人が集まるイベントの中止が相次ぐ中、「オンラインであれば安全で安心なイベントができる」と上原社長。自身の趣味でもあるeスポーツで佐賀を盛り上げようと考え「日本全国から年齢や性別などを問わずに誰でもエントリーできる。eスポーツは国体種目でもある。普及にもつなげていきたい」と語った。(小部亮介)