佐賀バルーナーズ-愛媛オレンジバイキングス 第4クオーター、相手の攻撃を懸命に防ぐ佐賀バルーナーズのレイナルド・ガルシア(左)=佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館

 試合終了のブザーとともに会場にはため息が漏れた。6試合ぶりの勝利を目指した佐賀バルーナーズだったが、西地区最下位に沈む愛媛オレンジバイキングスに86-94で競り負けて、この日も連敗脱出はならなかった。

 11点差を追う第3クオーター、佐賀バルーナーズは、相馬卓弥や德川慎之介らが計4本の3点シュートを沈め、いったんは逆転に成功する粘りを見せた。だが、最終第4クオーターは6本放った3点シュートを全て外すなど、勝負どころで攻撃の精彩を欠き、再び引き離された。ルイス・トーレスヘッドコーチは「最近の試合はメンタルが弱く、40分間を通してのゲームコントロール力を失っている」と険しい表情を浮かべた。

 リーグ前半戦は8連勝するなどスタートダッシュに成功して西地区首位で終えたが、後半戦に入っていまだ勝ち星を挙げられず、下位チームに差を詰められている。前節の香川戦(27日)では前半の19点のリードを守り切れずに逆転負けを喫するなど、チームの歯車がかみ合わない状態が続く。

 「どこが悪いのか明確には分からない」。PG澁田怜音の言葉が苦しい現状を物語っている。だが、目標のB1昇格に向けて下を向いている時間はない。澁田は「経験豊富な選手がたくさんいて、戦術も自信を持っている。もっと気持ちを奮い立たせてコートで表現すれば勝利は見えてくる」と言い聞かせるように語った。(井手一希)

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