グランプリを受賞した自然薯(じねんじょ)農家の佐々木励さん(左)とトマト農家の吉田章記さん=佐賀市水ヶ江のあい菜食堂

 地域資源の農水産物などを生かして開発した商品を競う「佐賀県の宝物グランプリ」が30日、佐賀市のあい菜食堂で開かれた。県内の11事業者が出場し、生産、加工に懸ける思いや、独自性を発表しながら磨き上げた商品の魅力を発信した。

 商品開発や販売支援、異業種交流などを目的とした全国展開の「にっぽんの宝物プロジェクト」の一環で、県内での開催は初めて。事業者は素材と加工の2部門に分かれ、それぞれ取り組みのプレゼンテーションや制作した映像を通じて商品をアピールした。

 原木からのもぎたてのしいたけを振る舞ったり、トマトの酸味と甘みを味わえるように丸ごと食べるのを薦めたりするなど、事業者ごとにアイデアを交えながら発表した。審査員からは「世界で通じる味」「ネーミングも素晴らしい」などの声が上がっていた。

 素材部門は「日本初!オーガニック自然薯(じねんじょ)」を発表した、ささき農園(唐津市)がグランプリに輝き、佐々木励さん(44)は「12年かけて無農薬の自然薯を実現させ、受賞して農業の師匠だった祖父にも恩返しできた」と話した。

 加工部門のグランプリはトマトが原料の「太陽のたまものPREMIUM JUICE Freeze」のAgrish(唐津市)で、吉田章記さん(42)は「全国で勝負するためのジュースを作ろうと試行錯誤してきた。評価されてうれしい」と喜んだ。

 グランプリと準グランプリの事業者は、3月に東京で開かれる全国大会への出場権を獲得した。(山本礼史)

「佐賀県の宝物グランプリ」素材部門プレゼン
「佐賀県の宝物グランプリ」加工部門プレゼン
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