嬉野市の農家の野菜販売を仲介していた50代の任期付き男性職員が、不適切な会計処理を行うなどしたとして、市が処分を検討していることが29日、分かった。

 市や関係者によると、職員は2019年に3年の任期付きで採用。西洋野菜の栽培指導や出荷、販路拡大などの業務を担当しており、会計は1人で行っていた。野菜は市内の旅館や市場で販売していた。

 農家から市商工会に昨年12月、「納品したが代金が支払われていない」などの相談があり発覚。市の聞き取り調査で、職員が自身の口座を一部代金の振込先に使ったり、納入の帳簿をつけなかったりしていたことが分かった。着服は確認されていないという。

 市は農家に説明して謝罪し、精算はほぼ済ませたとしている。村上大祐市長は「農家の皆さまに疑念を生じさせたことは申し訳ない」と話している。(松田美紀)

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