佐賀県教育委員会は29日、県内の公立小中学校を対象に昨年12月に実施した学習状況調査の結果を公表した。最低限上回ることが求められる県教委の「到達基準」では、18教科中15教科で上回った。一方、小学校に比べて中学校は、学習到達状況の地域差が大きい傾向が浮き彫りになった。

 到達基準に達しなかったのは小4国語、中2社会、理科の3教科だった。2019年度の調査で到達基準を下回っていた小4算数、小6算数については基準に達していた。全教科のうち小6社会の平均正答率が唯一、7割を超えた。

 県内を5地域に分けた結果では、中1、2年の理科や英語などで東松浦(唐津、玄海)が最も低く、別の地域との差が大きかった。

 県教委は「複数の資料から関連付けて説明する記述式の問題に弱い傾向がある。到達基準に達していなかった3教科はその傾向が顕著に出た」と分析する。

 調査は小4から中2までを対象に公立小164校2万2526人、公立中94校1万4152人で実施した。教科数は本年度から小4、5年の理科、社会を減らしている。(岩本大志)

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