クラブ在籍12年目のFW豊田陽平。J1通算100ゴールまで、あと2に迫っている=沖縄県読谷村(サガン・ドリームス提供)

 サッカー・J1サガン鳥栖のFW豊田陽平(35)が29日、沖縄キャンプでオンライン取材に応じた。あと「2」に迫っている自身のJ1通算100ゴールについて「達成したい目標で、現役を続ける一つの理由。期待してくれる人や、自分を支えてくれた家族、母親への、サッカー選手としての恩返しの一つ」と強い思いを語った。

 在籍12年目を迎えた豊田は「目標がなければサッカーをやっている意味はない。日本代表を目指すことや、通過点である100ゴールも達成したい目標。それがなかったら辞めていただろう」と心境を述べた。「体は動いているし、心もついてきているから(現役を)続行している。引退は、その後(達成後)にどうなるか判断することになる」と今季に懸ける覚悟を示した。

 チームは金明輝(キン・ミョンヒ)監督のもと、ボールをつなぐスタイルに変化し、育成出身の若手選手も台頭している。豊田は、昨季リーグ戦20試合に出場し無得点に終わったことにストライカーとして悔しさをにじませ、「練習も一切手は抜かずに過ごしている。強い部分を出しつつ、チームのやり方に合わせていく」と進化を誓った。

 J1参戦10年目の今季は下位4チームが降格する異例のシーズンになる。「ヨシキ(高橋義希)や自分たちがやってきたこと、J1に居続けてきた経験を、若手やチームに落とし込んでいく。言葉というより、背中で引っ張りたい」。背番号「11」は、精神的にもチームを支えていくつもりだ。(山口源貴)

  

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