「クラブ・リオ」代表理事の永松良太さんと馬のマックス=江北町山口

「クラブ・リオ」が制作する絵本「馳け巡る」の表紙

ブラッシングする「クラブ・リオ」代表理事の永松良太さん=江北町山口

 乗馬体験など行う江北町山口の一般社団法人「クラブ・リオ」は、絵本制作と流鏑馬(やぶさめ)の練習場整備に向けた資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。地域に伝わる流鏑馬の発信や文化の継承につなぐ。30日まで。

 代表理事の永松良太さん(39)は、国内外で馬の調教などに関わった経験を持つ。馬と人の居場所として、2008年にクラブ・リオを設立。14年には町内の天子社てんししゃで144年ぶりに復活した流鏑馬の射手を務めた。

 コロナの影響で中止した昨年を除いて流鏑馬の奉納は続いているが「復活して日が浅く、まだ地域に浸透していないと感じる」と永松さん。何か形にして伝える方法を探り、昨年10月からメンバー4人で絵本制作を始めた。

 永松さんは「絵本は日本語と英語で書かれ、地域内外に伝えられる」と期待を込める。題名は「馳(か)け巡る~ぼくのまちのやぶさめ~」で、3月中に完成予定。ほかに、クラブ・リオの敷地内に流鏑馬の練習場を整備することも目指す。

 CFは昨年末から開始し、24日には目標金額の132万5千円を達成した。これ以降集まった資金は、馬の住環境整備費などに充てる。流鏑馬は参道がアスファルトで馬が走れないため、現在は境内で馬を止めたまま矢を射ており、永松さんは「将来は天子社の参道を走りながら、流鏑馬の奉納ができれば」と話した。(松田美紀)

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