佐賀県は28日、20~80代の男女7人の新型コロナウイルス感染を県内で確認したと発表した。1日当たりの感染者数は2日連続で1桁台だった。県内での感染確認は延べ938人。
県によると、7人の内訳は佐賀市の20代女性と40代の男女、唐津市の20代男性と80代女性、三養基郡基山町の60代男性、久留米市の30代女性。このうち5人が既に感染が判明している人の関係者だった。
県や九州電力によると、玄海原発(東松浦郡玄海町)の工事を請け負っている岩田工業所で発生したクラスター(感染者集団)の関連では、同社の事務所とは別の階で勤務している請負会社社員にもウイルス検査の対象を広げている。
県健康増進課の井田政和参事は「県内の状況は落ち着いてきたと考えている。日々の検査結果に一喜一憂せず、引き続き冷静に対応していきたい」と述べた。(円田浩二)
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