ミニチュアライフ展の会場。スマートフォンを手に撮影する人も多い=佐賀市の県立美術館

マスクを海に見立てた「荒波を乗り越えよう」

 佐賀市城内の県立美術館で開かれているミニチュア写真家の田中達也さん(39)=鹿児島市=の「MINIATURE LIFE(ミニチュアライフ)展」が30日に閉幕する。文房具やキッチン用品といった日用品と1・5センチほどの人形を使い、日常風景などに見立てた作品の展覧会で、発想力豊かな小さな世界が訪れた人たちを魅了している。

 田中さんは、SNS上で2011年4月から毎日作品を発表してきた。代表作のブロッコリーをサバンナに見立てたものや、水色のマスクで作られた海に向かって泳ぐ「荒波を乗り越えよう」といったコロナ禍にエールを送る作品も。

 会場の約170点はすべて撮影可能。一つ一つに足を止めながら、じっくりと写真撮影を楽しむ人も多い。会場内が混雑しないよう入場までに待ち時間を設ける場合もある。

 佐賀市の相島碧さん(33)は「実物が本当に小さく、手作りで感動。医療従事者なので最近笑うことが少なかったが、コロナをモチーフにした作品で、くすっと明るい気持ちにしてもらえました」と話した。

 入場料は大人1250円、中高生千円、小学生500円、小学生未満は無料。(福本真理) 

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