九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)の構内で24日、請負会社の社員が左足を負傷する事故が発生していたことが分かった。2019年以降、原発構内で事故や火災などが相次いでいることを受け、九電は作業点検を実施し、その結果を昨年12月、関係自治体に報告したばかりだった。

 九電によると24日午後3時半ごろ、アスファルトをならすローラー車と、道路の修繕作業をしていた20代の男性社員が接触。男性は唐津市内の病院に搬送され、現在も入院しているという。九電は同日、佐賀県と玄海町と唐津市に事故の発生を報告。翌25日、同社のホームページに事故の概要を掲載したが、報道機関向けの発表などはなかった。

 点検を行い、作業手順の順守の徹底や安全作業に対する意識の向上に取り組んでいた矢先の事故に九電は「今一度、気を引き締め直し、今回の事象についてしっかりと原因を究明し、対策を徹底していきたい」とした。玄海町の防災安全課は「他の請負会社とも情報を共有し、再発防止を徹底してもらいたい」と求めた。(中村健人)

このエントリーをはてなブックマークに追加