佐賀市の秀島敏行市長は26日、新型コロナウイルスの影響で経営危機に直面しているサッカーJ1・サガン鳥栖への公的支援に関し、自治体として地方創生やまちづくりの視点から進める案を佐賀県内市町の首長らに提示した。チームと連携して取り組む事業メニューを例示し、各市町の実情に応じて予算化していくことを呼び掛けた。

 山口祥義知事と県内首長が公開で議論する「GM21ミーティング」で、秀島市長は「公費をプロスポーツ支援に使うことへの批判はあるが、サガンは『さがの宝』。まちづくり、人づくりとして見れば支援は妥当ではないか」と強調した。

 予算規模50万~600万円程度の具体的な事業案も例示した。「市町ごとに担当選手を配置し、広報支援や地域イベントに参加してもらう」「コーチ陣による健康増進プログラム」「市町PR入りノベルティグッズ」「マッチスポンサー」など提案した。秀島市長は「最大の経営的試練に行政も立ち上がって応援していけたら」と理解を求めた。

 各首長からも支援の方向性には賛同の声が上がったが、公金による直接的な支援を疑問視する意見も出たほか「コロナの影響で困っている人はたくさんいる。コロナ禍を支援の根拠にするよりも、サガンと一緒に地域の魅力を引き出す視点で取り組むべき」などの指摘もあった。(栗林賢)

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