試験的に運用されている消毒ロボット=佐賀大医学部付属病院の救命救急センター(佐賀県提供)

 医療現場での新型コロナウイルスの感染リスクや業務負担を低減させるため、佐賀県は試験的にロボットを導入している。新型コロナ向けの使用は想定されていない既存のロボットを使い、医療現場や療養施設での活用を目指す。

 県政策部政策チームによると、導入しているのは、食事や物資の配送のほか廊下やトイレなどの消毒、入院患者の家族とリモートで面会できるロボットの計4台。昨年12月から佐賀大医学部附属病院の救命救急センターで試験的に運用している。事業費はレンタル費用などで990万円。

 県は検証結果を踏まえ、佐賀市や鳥栖市にある軽症・無症状者の療養施設での導入を目指している。消毒の補助作業として、療養者がいない間に部屋や廊下に次亜塩素酸水を噴霧する作業や、これまで施設の担当者が防護服を着用して行っていた物資の配送などを担う方針。

 政策チームは「人と人との接触を極力減らし、感染リスクや負担を少しでも下げたい。まずは県の療養施設で、できるだけ早く試験運用を開始できれば」と期待を寄せている。(岩本大志)

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